変動金利と固定金利どっちが得?

住宅ローンで、

今は、大手銀行とネット銀行でもシェア争いで
過去最低的な変動金利合戦になっています。

「儲かるの?」

と、心配してしまうのは私だけでしょうか?

住宅ローンの金利は低い方が魅力的ですが
どんな仕組みになっているのか。

まず金利は、

「変動金利タイプ」と「固定金利タイプ」
に分かれます。

変動金利タイプは6ヶ月ごとに金利が変更され、

固定金利タイプは金利が変わらず一定です。

住宅ローンは20年、30年と長期で借入れる
事になるので金利タイプは慎重に選択したいですね。

具体的な住宅ローン商品としては、

固定金利タイプ

「全期間固定金利」

これは借入期間中金利がずっと変わらない。

「●●年固定金利」

注意が必要なのがこのタイプで、例えば、
10年固定の金利タイプなら、10年間は返済当初
が固定金利なだけで、その後、金利が変動していくため、
変動タイプの一種と言えます。

変動金利タイプ

変動タイプは6ヶ月ごとに金利が見直されますから、
借入当初の金利が低くても、その後金利が上がれば
返済額は膨れ上がります。

「店頭金利(基準金利)と優遇金利と適用金利」

・まず、店頭金利とは金融機関が独自に決めている金利のことで、
「基準金利」と呼ぶ金融機関もあります。

・優遇金利とは店頭金利から引き下げる金利幅のことです。

・適用金利とは店頭金利から優遇金利幅を引いた実際に適応する金利です。

注意が必要なのは、当初の金利は低くても、金利優遇期間が終わる
などして、しばらくすると店頭金利に戻るものがあるので注意が必要です。

金融機関は大きく広告して多くを売りたいのは変動金利です。
変動金利は非常に低く目が行きがちですが、
しっかりリスクを理解しましょう。

一見、変動金利は低く見えるので、何もリスクを
知らずに選択してしまう人が多いのです。
それに金融機関はあまりリスクを言いたがりません。

そのリスクを説明します。

(例)

借入額 3000万円、借入期間 35年

変動金利・当初0.875%

この場合は完済までの

(総返済額)

3,483万円

になりますが、5年後に
金利が4%上昇した場合は

なんと、

5,499万円

2000万円の増加になります。

4%は異常と思うかも知れませんが、
1990年の変動金利の最大は8.5%
だったのです。

現在の日本の金利はは頑張って低金利を維持
していますが、金利は基本的に世界市場で
決まるので世界情勢が変われば

上昇するリスクはあるのです。

要するに、

「自分は金利上昇による
リスクをどこまで取れるか?」

このリスクを踏まえて選択下さい。